顎の骨が痛くなった、顎の関節から音がする、口が開かないなどの症状がある場合は顎関節症の疑いがあります。
硬いものや大きなものが食べにくいといった症状がでることもあります。
顎関節症はかなり一般的な病気で、一生のうちに程度の差はあれど2人に1人はなるという統計があります。
また女性の方がなりやすく、男性の2~3倍も患者数が多いのも顎関節症の特徴です。
顎関節を開く時閉じる時に音がする、口が痛くて開かない、顎の骨が痛い、硬いものやお大きいものが食べにくいなどの症状がある場合は顎関節症の可能性があります。
顎関節症は一生涯で50%の人がなると言われているかなり一般的な病気で、女性が男性の2~3倍かかりやすい病気です。
顎関節症の原因
噛み合わせの異常が顎関節症の原因であることが多いです。
噛み合わせの異常の原因はうつぶせ寝、打撲、猫背、ストレスや歯ぎしり、片方だけで噛む癖など非常に多いため、様々な原因が顎関節症を引き起こしていることがあります。
顎関節症の治療
正しい噛み合わせに正すことが顎関節症を治すことです。
顎関節症には様々な治療方法がありますが、一般的なのはバイトプレーンというマウスピースのようなものを顎に入れて、歯が正しく噛み合うようにする治療方法です。
バイトプレーンによって顎の関節が正しい位置に収まり、顎関節の正しい動きを取り戻すことができます。
そこから少しづつ調整を繰り返して、バイトプレーンがなくても正しく噛み合わせれるようにします。
バイトプレーンでも顎関節症の改善の見込みがない場合、当院では日本歯科大学附属病院の顎関節症専門医による精密検査を受けることができます。
顎関節症のセルフチェック
顎関節症は自覚症状がないことも多いのでまずは自分が顎関節症になっていないかセルフチェックしてみましょう。
- 食べ物を噛んだり、長い間しゃべったりすると、あごがだるく疲れる
- あごを動かすと痛みがあり、口を開閉すると、とくに痛みを感じる
- 耳の前やこめかみ、頬に痛みを感じる
- 大きなあくびや、りんごの丸かじりができない
- ときどき、あごがひっかかったようになり、動かなくなることがある
- 人さし指、中指、くすり指の三本を縦にそろえて、口に入れることができない
- 口を開閉したとき、耳の前の辺りで音がする
- 最近、あごや頸部、頭などを打ったことがある
- 最近、かみ合わせが変わったと感じる
- 頭痛や肩こりがよくする